ピンチをチャンスに変える研究に投資を!

中国のレアアース輸出削減のニュースに、ショックを受けている関係者は多いはず。

先端ハイテクはレアアースの物性に依っているものが非常に多いので、IT加工業で売っている日本はかなり厳しい。

中国に働きかけるのも一つだが、一方で本質的な解決策にも投資すべき。

  • レアアースを使わない代替技術の開発
  • レアアースの使用量を著しく下げる革新技術の開発
  • 廃棄された機器からのレアアース回収技術、システムの開発

このような技術開発はおそらく現在も大学や企業の研究機関で行われていると思うが、レアアースの流通が減って単価が高くなることが予想されるからこれらの技術がコスト的に見合ってくる可能性がある。

上記技術開発に成功すれば次のような効果が期待できる。

  • 中国への依存度が減り、発言力が増す。
  • 同様の技術を必要とする世界の国々に技術を売ることができる。
  • もしかするとレアアース輸出国になれるかもしれない。

価格対効果の大きな分野だと思うし、こういうところに投資ができるようだと、日本政府もビジョンがあると思われるんじゃないかな。

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Webサービス、SaaS、Silverlight、AIR、Google Gears

Thinクライアント、最近ではNet Top?
いろいろ言い方はあるが、"計算はネットの向こうのコンピューティングリソースでやって、手元には軽くて小さいマシンでUIだけやろうぜ"という思想がある。

個人的には何でもWebブラウザでやろうとするThinクライアントの思想には違和感があって、こんなリッチなマシンが容易に手に入るのにWebブラウザ専用機にするなんてもったいないと思っていた。もっとリッチなウィンドウシステムもDBも手元にあるのだ。

誰しもそう思ったのか、Thinクライアントはなかなか定着していなかったのであるが、いよいよ現実になりそうな雰囲気を感じる。

エンタープライズレベルでは、Webアプリは通り越して、WebサービスあるいはSaaSという言葉もすでに基本技術となりつつあるけど、デスクトップのレベルでもAdobe AIR、Google Gears、Microsoft Silverlightと環境も出そろいつつある。

あとは"手元には軽くて小さいマシン"の部分だが、これはWILLCOM D4もいいけど、思い切りが足りないと思う。そもそもWindows Vistaなんぞ使う限りは、軽くて小さいことは不可能ではないの?

個人的には、スタートレックのアレ、欲しい。
Thinクライアントなんてどうせ2台目なんだから、キーボードなし、ディスプレイとストレージとWirelessとバッテリーとわずかなキーだけでよろしい。旗艦マシンは別途用意するから。
どこか作ってくれないべか。

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SKINS+BONES

1g

スカートは、バウムクーヘンみたいに畳めば食事テーブルになる

少々前だが東京へ行った時に、建築とファッションにはその設計に共通点がある、というテーマで集められた展示イベント「スキン+ボーンズ-1980年代以降の建築とファッション」を見てきた。(現在は終了している)

特に見たかったわけではないのだが、本屋でガイドブックをパラパラと見ていてひとりで行けそうなのを選んだら国立新美術館になったのである。
# ジブリの森とかも面白そうだが、さすがに一人ではいけないしょ。。。

会場の国立新美術館は、かの黒川紀章の設計。
外からは見なかったのだが、6フロアくらいのぶち抜きのオブジェクトはなかなかのもの。
が、ほかは意外と機能的で、ボックス状の展示ブースがずらっと並ぶだけである。
都知事選を見てすっかり変なオヤジイメージだったが、なんか普通だった。

さて展示の内容はというと、正直言って建築にもファッションにも造詣は非常に浅いので、ああいうある意味前衛的な芸術(特にファッション)はぴんと来ないのだけれど、理系的に理解してみると、数学と工学の関係なのかなと思った。

つまりこうである。
数学ってあまりにも抽象的だったり概念的だったりしてそれがどう役に立つのかわからないものが多いけど、時代が進むと重要な工学的応用が見つかったりする。
あの絶対着ないようなファッションの数々も、いろいろとアイディアを出しておくことで、機能的な服飾へ応用されていくものが見つかっていくのだろう。

工業技術的には成熟期を迎えつつある現代では、使用する人間やそれが備えられる環境に対するデザインというのがますます重要になると思うので、本業とは違う分野ではあっても見学してデザイン力を勉強しておきたいものだと思った。

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枯れた技術?消えゆく技術?

工場で生産装置と一緒に使うアプリを仕事で作った。
GUI部分には .NET Framework 2.0を使った。
ついでにWebBrowserコントロール(実体はIE)も使った。

このアプリが大変なバグもので、修正に追われている。
すでにお客様のもとへ渡っているので、いろいろ嫌味を言われつつ日々Visual Studioと向かい合う毎日。

修正も終盤でライブラリの挙動も確認しながら報告をしているのだが、お客様の嫌味コメントの中にこんなのがあった。

「Microsoftのライブラリを使いすぎです。装置向けプログラムの基本ができていません」

枯れた技術を使うというのは、停止が許されない装置向け技術ではセオリーなので、基本的には正しい。

しかし、逆にサポートも止まった古いライブラリやOSを使い続けることがそれほどまでにいいことなのだろうか。ちょっと納得いかない。

お客様自身はVB6をいまだに使っているし、VCも6.0。
Windowsも2000。

.NET Frameworkははじめは不安定だったが、5年以上たちC#の成功もあってかなり使われているおかげで2.0からはかなり安定感が感じられる。
そもそも.NET FrameworkはライブラリというよりはほとんどOSの一部とみなしてもよい内容である。(元々Win32 APIを置き換えるつもりだったのだから)

枯れたVC6とVB6で、switch & Select文の化け物プログラムを書くことが素晴らしいのか。
若いがガベッジコレクションも備えた言語でオブジェクト指向するのが悪なのか。

そういうわけで、いろいろと思うところはあるのだけれど、、、やっぱりバグった私が悪いんだよねぇ。。。
とんだとばっちりのMicrosoft君、ごめんな。

# WebBrowserコントロール(IEコンポーネント)だけは失敗だった。設定が共有されてて使いにくいんだわ・・。

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Second Lifeとサイバーテロ 2.0

Second Lifeが話題である。

先日とくダネで特集していたのを見たが、あるユーザー曰く「Second Lifeの中ではげんじつにはできない理想の自分になれる」のだそう。

確かに、実際にアイディアや努力・サービスによって商売を成り立たせ、さらにリアルマネーも獲得しているのだから、単なる新手のインターネット遊びという文脈で捉えていては本質を見誤ると思う。(とくダネレギュラー陣は全く理解できていなかった様子)

背景には日常では社会的あるいは経済的、または身体的制約で不可能だったことも、Second Life内では実現できるということがあるようだ。

が、個人的にはリアルで実現するほうに興味があるので、Second Lifeは未体験。

ところで、気になったニュース。

Second Life内で、政治テロ

マシンガン打ったり、建物に火をつけたりしたそうだ。

従来のテロといえば無差別殺人や、自爆攻撃などが多く、悲惨である。
サイバーテロも、コンピュータに侵入して内容破壊などを行うため、大きな被害を生む。

だが、Second Life内テロだったら、実際に人間が傷つくよりはいいかもしれない。
上記のニュースはサイバーにも暴力が!規制せよ!問題視せよ!、ということだったのかもしれないが、ある意味ですごく役に立つ使い方なんじゃないだろうか。

これをサイバーテロ 2.0と呼ぶことにすると、政治や思想の主張では誰も(身体的には)傷つかずにすむ。
増えた数字以上に意味のあるバージョンアップであろうと思う。

少なくともXPからVistaよりは。。

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ネット世代の知識バリア

私もずいぶん科学の進んだ時代に生きていると思ってきたが、今のネット世代の未成年はもっともっとすごい。
生まれた時からテレビゲームは世の中にあるし、幼稚園から携帯電話を持っている。
CGだか実写だかわからないような映像があふれていて、もはや不思議とも思わない。

この最後がポイント。
あまりにも高度なことが当たり前になってしまうと、疑問を持つ対象範囲が狭くなる。

そういうことに慣れてしまうと、自分の知識を信じるよりも、あふれる情報を知識であると信じ切ってしまう。

米大学でのWikipedia引用事件は、まさに象徴的だ。
あまりにも詳しく書いてあるから、まさかそこに疑問など差し挟もうとは思わないのだ。

また、誤った言葉の使い方を指摘すると、ほら検索で出てくる、などと答える輩もいる。
それはただ誤用をしている人がたくさんいることの象徴であって、正しいわけではないのに。

私たち世代はネットがない時代から変遷を見ているから、ネットには嘘も虚構も詐欺もあってリアルとは違うと当然のように信じている。だから、ネットを100%信用するということは到底考えられない。

だけれどもネットがはじめからあった人にしてみれば、それは違うかもしれない。
たとえば、「嘘も虚構も詐欺もあるのが当たり前」で、それをいちいち真実と突き合わせるなんて考えないのかもしれない。

この考えはおそらく知識を吸収するには壁になる。
物事に疑問や興味を持ちにくくなるからだ。

どう考えてもこれは人類の未来にとって正しい道とは思えない。

ネット(インターネット)はまだ10年余りの歴史。
もはやネットをなくすなんてことはできないが、そういう意味では、まだまだネットの在り方は変わる必要があるように思う。

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世界水泳 on 地デジ

2003年12月から始まった地上波デジタル放送。
私が地デジ対応液晶テレビを買ったのは2005年12月。

そして今住んでいるエリアで全局が映るようになったのは昨年10月くらいだが、割とマイナーな地域なのでほぼ全国で映るようになったのだろうと思う。

トリノオリンピックでは雪がとても美しく映り、荒川静香のイナバウワーも精細ワイド大画面でこその感動を得たが、その後は地デジといってもほとんど4:3レイアウト+αの番組ばかりで面白くなかった。

しかし、やはりイベントモノは気合が違う。
今見ているのは世界水泳。

データ放送が有効に使われていて、通常のテレビを見ながらにして選手の情報を表示させたりシンクロの制限時間の時計を出したり消したりできてしまう。

地デジになったらデータ放送が視られるとか双方向放送とかいろいろ言われてはいたのだけれど、地デジの電波には動画だけでなくいろいろなデータが、しかもレイアウトまで変更できるような形で送信されていることを初めて実感することができた。

今までは放送局が良かれと思って付けていたスーパーインポーズなり時計なりを視聴者が自分でON/OFFできるということは、ある意味ではテレビの見方のパーソナライズと言える。
カスタマイズの主体が放送局でなく視聴者である点で、パラダイムシフトである。

もっともっと地デジが普及してデータ放送のメニューが増えてきたら、そんなパーソナライズメニューをテレビ自体が覚えてくれたりする機能も考えられるなぁ。

地デジへの切り替えは、今のテレビでも十分きれいと思う人には全く訴え切れていないと思うのだが、やはりこういった旧テレビでは到達できない視聴の喜びを得られる潜在性があるのだと新鮮な驚きを感じている。

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Solid State Drive

SSDが、32GBで350ドルらしい。

昔からシリコンディスクとか言って存在はしてたけど、容量と価格のバランスが個人向けではなかった
でも350ドルなら高いHDDくらいだし、32GBあれば小さなノートPCならいける(まぁ同じ値段の3.5inchHDDなら20倍の容量が手に入るけど・・・)。

今回のSanDiskの新製品は2.5inchドライブだったようだが、既に1.8inchが発表されている。

1.8inchのHDDはプラッタ半径が小さいので速度が遅い(回転速度=角速度が一定だったら、半径が大きいほうが外周の線速度は速くなる)。

その遅さにげんなりしている私のThinkPad X41 tabletに搭載されている1.8inchのHDDなんて、容量も40GBだから、32GBのSSDなら容量も遜色ない。
(だからX60 tabletでは2.5inchに戻ったらしい。くそー)

SSDはメモリだからさぞ速いのだろうと思ったら、読み書き時間はHDDより遅いらしい。
ただし、HDDはシーク時間があるし(平均で半周回転するのを待つ)、1.8inchクラスでは読み書きも遅いのでSSDが上回るとのこと。(以上、Wikipediaより)
HDDってすごく速いんだね。

既に一部のノートPCにはSSDが入っているものもあるけれど、そろそろ本格普及の予感。
もうちょっと値段が下がったら、X41 tabletのHDDを換装するのも面白そう。

# と、ここまで書いたところで 128GBのSSD発表! という記事を発見。競争も始まった。

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Windows Vista 発売前夜のグチ

とうとうWindows Vistaが一般発売される。

XPから5年もたっているそうで、それまで特に不便もなく(ウイルスだけは鬱陶しいが)使えるあたり、そもそも大々的に新OSを発売する時代は終わってるんじゃないかとか思わなくもないが、ともかくめでたい。

"Vista"は、眺望とか景色とかいう意味があるそうで、MSはWindows Vistaがコンピューティングの新しい展望を見せるのだという願いを込めたかったのだろうが、革新を実現するはずだったテクノロジーの中には、開発の遅れと発売へのプレッシャーから、キャンセルされたり縮小されたり意味がすげ変わったりしたものも多い。

使っていないからここからは想像だが、おそらく使い勝手はよくなっているのだろう。
また、セキュリティの強化や、Tablet機能やMedia Center 10フィートUIの標準搭載もアピールポイントだ。

個人的にはあの立体タスクチェンジ画面には全く興味がないし(むしろ無駄だとさえ思う)、
ウィンドウの枠が透けたからどうだって思うのではあるが、Graphicsシステムが3Dエンジンの上に再構築されたことは非常に意味があると思う。

でもやっぱりAppleはもう2年くらい前にそれを実現しているし、LinuxにおいてはGraphicsシステム自体がプラグインだよ、と比べてしまう。

Windows Presentation Foundationで使われるXAML(ザムル)によるGUIプログラミングは面白い機能だと思うけど、FireFoxは同類技術のXUL(ズール)でできてるよー、と比べてしまう。

どうしてこうなんだろうとよくよく考えると、やはりOS機能を一斉入れ替えするような時代は終わってるんだと思う。
MSは新OSを売るための目玉が欲しいから、新技術の投入を引っ張りに引っ張る。しかし結局は少しずつ遅蒔きになってしまう。
MSの技術力は大変すばらしいのに周りが文句ばっかり言うのは、戦略がもう時代に合っていないのではないだろうか。

ハリソンフォードの「建設的な意見が出せないなら意見を言うな」という言葉に従って、MSがこうしたらウケる!と思うことを考えてみる。

例えば、メモリ管理とかプロセス管理とかドライバ管理などのOSの根本機能だけを切り出したものを出す。グラフィックスの下層くらいは統合されていてもいいだろう。そうだなぁ、名前はMicrosoft MicroWindows。
(思えばMicrosoftのソフトは、どれも全然マイクロじゃないな)

そして、様々なコンポーネントを別でアタッチできるような構造にするのだ。
GUIならAeroとか、Lunaとか、Classicとか。でもAeroはMicroWindows Vista以降でないと使えないとか、Classicはどれでも使えるとかそういう制限はあり。

ファイルシステムもアタッチメント。
今はNTFSだけど、WinFSにすることもできる、なんてのがあってもよい。

このバラバラ案の何がいいのかというと、技術が新鮮なうちに投入できること。
MicroWindowsや個々のアタッチメントは単価を下げれば、ユーザも買いやすい。
MSだって新OSとかOfficeのタイミングじゃないと儲からないということもない。

もちろん自分で組み合わせるのは面倒な人もいるだろうから、ある程度標準的なディストリビューションを作って販売すればいい。パック内容もころころ変えたらいい。
大口顧客向けには専用のディストリビューションを作っても、商売になるだろう。

Linuxはオープン故にモジュールがありすぎて大変だが、MS管理下のWindowsの世界ならもっと大きな粒度でできると思う。

と思っていたら、Windows Server Longhornには、GUIがないバージョンがあると聞いた。
もしかしたらMicroWindowsの布石になるのかも知れない・・・。

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自動検索を超える!?Vistaの画像検索

Windows Vistaの画像管理は、キャプチャデバイス(のメモリ)から取り込む時に手動でタグ(キーワード)付けをし、その後はそのタグで検索ができるようになるらしい(ITMedia)。

現在のコンピュータ業界-特にWWW-では検索システムが非常に重要なキーコンポーネントとなっているが、検索システムの仕事とは、画像や文書の中の文字列などからその文書の特徴を示すキーワードを見つけ出し、それがユーザーの指定するキーワードと合致するかを調べるものだ。

ドキュメントを探す場合にも、グーグルデスクトップ検索などが登場している。

しかし、ドキュメントというものは、作った時点あるいは手に入れた時点で、本人がどんな内容を求めどんな意図を持っていたのか明確であり、そのドキュメントを思い出すためのキーワードは自然に決まるはず。
であれば、自動検索は必ずしもすばらしい解とは言えないのではないか。

そこで推すのが、冒頭の「手動タグ付け+タグ検索」である。
個人的にこの手法は長らく注目していて、なかなか作成には至っていないけれどずっと管理ソフトの構想もしている。

Windows Vistaでは「検索」が一つの目玉機能とされているのだけれど、自動検索でない新しいスキームの検索を取り入れているあたりにちょっと感心した。

画像検索は次々増えるからあまり過去のデータを考えなくてよいし、タグをつけるタイミングも必ず存在する。
ドキュメント管理全体に広げず、こういった素材から試すところは、互換性と体面を気にするMSらしい。

VistaはXP2.0と揶揄されるほどパラダイムチェンジのないOSと噂されているが、こういうイノベーションの種をもっと追求してみたらどうなんだろう。

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