太陽系外惑星にみるロマン

先日Web(どこだったかな)で読んだ連載記事で、太陽系以外の惑星が既に100個以上も発見されていることを知った。
その翌日、偶然か知らないが、NHKで同様の特集をやっていた。

連載で紹介されていた本の著者がテレビにも出ていて、私も早速その本を読んでいるところである。

惑星探しはプラネット・ハンティングと呼ばれていて、1940年代くらいに始まったそうだ。アポロ計画よりも20年以上前だ。

探索の基本原理は、惑星が存在することによる中心星(恒星)の軌道のブレを調べることである。砲丸投げの際に人間がぶれるようなことで、たとえば木星のような大質量の惑星は、太陽の軌道を太陽の半径程度もぶれさせているらしい。なんともダイナミックな話である。

しかし、最初に惑星が見つかったのはなんと、1995年!
しかも恒星のごく至近距離を4日余りで公転する巨大なホット・ジュピターであった。
その後も、彗星の如く楕円軌道を回るエキセントリック・プラネットなど、太陽系の姿からは想像もしない惑星が次々発見されている。

40年以上も惑星が見つからなかったのは、先のブレの観測には惑星の公転周期程度の年月がかかることともちろん観測精度の限界もあるのだが、研究者が太陽系のような円軌道で整然とならんだ惑星ばかりを考えていたことにも問題があるらしい。

異形の惑星達の発見で、天文学界は太陽系形成理論の再構築を迫られているそうで、それは落胆ではなくむしろ新しい謎の登場に狂喜乱舞しているところだそうだ。(注:この本は2003年刊行)

ところで、私が趣味の時代から含めると18年くらい浸かっている(もはや漬かっている?)IT業界は、半導体関連の物理学、電気回路系の物理学、ソフトウェア工学が主体であると思う(経済関係を除く)。
いずれもナノとか目に見えない物とか0/1とかばかり。次々とくる新発見や画期的な改善のニュースに夢を見る時代はやや過ぎ去り、熱暴走と量子効果とデスマーチと資金力との戦いばかり。先の見えない戦国時代(成熟期)に突入しているように見える。

ぜひ、太陽系外惑星発見のような心躍る発見が飛び出してこないものかと期待しつつ、さぁて今日もキーボードに向かうことにしよう。。。

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仕様書の書き方

仕様書の書き方は習ったかなー。
新人研修で習ったかもしれない。

でもほとんど忘れた。

多人数で作業するときは、やはりきちっとした仕様書が必要だ。
仕様書が設計図なのであるから、当然出来上がりにもろに響く。

しかし、仕様書きっちり作れるってことはもうほとんど出来てるってことじゃないか。
仕様書にクラス図や関数インターフェースの表を作るくらいならヘッダファイルを書いたほうが早いし、フローチャートやUMLの何々図を描くくらいならコードが書ける。
# と思ってたらVBやC++のコードからドキュメントを作ってくれるソフトってのもあるらしい。

多人数でやる理由は作業の分担なのであるが、仕様書は分担する前に作るものだから、結局は作業が集中する。
そして、仕様書作りがほとんどコーディングと同等の作業だとすれば、とどのつまり最初から分担しないで作ったことと変わらない。

でも大規模開発は世の中にいくらでもある。
ものすごく簡単な仕様書の書き方が発明されると改善できるかもしれないが、そんなものは未来永劫できやしないだろう。

ではどうしようかというと、1人~2人程度でできるほど細かいモジュール単位に区切るのがよい。みんなで大きなものを作ろうとしてはいけない。小さくても完成されたパーツをそれぞれが作るのだ。いずれにせよインターフェースは必要だが、変更しやすいようにもう全部XML(SOAP)にしてしまえ。

また、プロトタイピング+イテレーションなら、仕様書をその都度変えるようなものだからコーディング=仕様書に近い。ペアプログラミングして知恵を合わせれば反復も少なくて済むだろう。

ということで、仕様書の書き方を覚えようという結論にはならないのであった・・・。

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留学しました!

といっても、NOVAのお茶の間留学の話。

実はお茶の間留学用のテレビ電話キットを購入してからかれこれ一年以上はたったと思うのだが、初めて使ったのである。
なんという浪費だろうか・・・。

いや、言い訳もあるのだ。
このキット(要するにSTBとカメラ)はテレビの上または前に置いて使うとのことなのだが、結構でかくて奥行き15cm程度はある。
が、ちょうど一年前に液晶テレビを買ったため上には乗せられず、かといって前に置くにも使っていた台にはスペースはない。
結局そのまましばらく放置プレイしてしまっていたのだが、先日テレビ台を作ったことによりようやく設置問題が解決してこの度の留学に至ったのだった。

今日はレベルチェックと予約だけだったのだが、テレビ電話って結構面白い。

当たり前だが、予約のお姉さんの顔が見える。
おお、こんな人が喋っているのかと、思わずにんまりしてしまう。
3人のお姉さんととっかえひっかえ会話をすれば、独りモンの寂しい休日も癒されるというものだ☆

さて、駅前も合わせて4ヶ月ぶりくらいのNOVAであったが、3ヶ月行かないとレベルの再チェックが入る。
まぁ、レベルが落ちていないか、あるいは維持しているかということのチェックだろう。

が、その結果一つレベルアップ!(レベル4)
なお、このチェックもう4回目だ。つまり少なくとも12ヶ月はいっていない期間があるということ・・。
しかもほぼ毎回レベルアップしている。何なんだろう・・・。

駅前はいまいち効果が見えずやる気がでなくていかなかったが、お茶の間は新しい経験ということで結構楽しみである。
朝に留学してから出勤というのにチャレンジしてみたいと思う。

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建設的ではない政治家よ、黙れ

ハリソンフォードは
「状況を改善する建設的な意見を言えないのなら、何も言うな」
というような内容のことわざを座右の銘として生きてきたそうだ

私も大人になって、新聞やらテレビニュースやらの政治ネタを見聞きしたりするわけだが、まさに日本の政治家にはこの言葉を送りたい。(外国の政治家は知らないが)

ヤツら、対抗グループのスキャンダルを探して揚げ足を取るだけで、事態をなんとかしようという意見を全うに話しているところを聞いたことがない。
あるいはそういう部分は面白くないから報道しないというのなら、マスコミはもっと質が悪い。

単位未履修問題で大臣を変えようとか、核論議発言をする中川さんはやめさせようとか、はっきりいってそれでは何も問題は解決しない。
どうやったら単位未履修がなくなるのか大臣に考えさせるとか、核が何で良くないのかを議論するとか、そういうことが大事だろうよ。

万年野党のみなさんもそうだ。
与党のパパラッチとか条件反射のように与党案の反対とかばかりしてないで、ここが悪いからこうしようとかそこは素晴らしいから採用しようとか建設的な言葉で国民をうならせてみろよ。そんなことだからいつまでも野党なんだよ・・・。

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「日の丸」検索エンジン

「日の丸」検索エンジンを、官主導となって3年プロジェクトで開発するらしい(asahi.com)。

そんなことやめれ
記事にも「疑問の声」とあるように、「第5世代コンピューター開発」「シグマ計画」の二の舞になるのは確実。

より突っ込んで考えてみると、自前検索エンジン開発もそうだし、安全保障条約もそうだけど、日本って国は、自分のアイデンティティを考えようとしていないよね。

たとえば、憲法9条って結構気に入っている人は多いと思うのだ。
でもテロ対策のために武装してアメリカを助けなきゃいけないから改憲すると言う。
決して、日本の憲法の精神にのっとって武装しないでテロ対策をする方法を考えよう!とはならない。

こういうのはどうだろう。
日本は「もったいない」の国だけあって、省エネ研究は進んでいる。これをめちゃめちゃ推し進めて石油使用量をいまの2分の1にできたらどうだろう。
テロ支援国の大部分は石油依存国家だから、日本の石油投資が激減すればテロ支援に回る金なんてなくなるに違いない。さらに言えば、ショックを受けて技術による経済の必要性を感じて民主化に動くかもしれない(と最後はフラットの受け売り)。

おっと、検索エンジンから発展しすぎた(笑。

とにかく、優れたものが存在している検索エンジンをまねるより、自分たちの強みを生かせる今ないものを作ったほうがいい。

ゲームやアニメの産業は世界でも指折りなんだから、それらを支える「政府主導によるデジタルアニメ製作プラットフォームの開発」とか「国立ゲーム開発研究所の設立」とかそういうほうがいいじゃないか。

テレビやビデオの開発技術だって進んでいるんだから、「テレビ画質検査標準の策定」とか、「研究推進のための著作権フリー地上波デジタルチャネル」とか、そういうほうがいいじゃないか。

省エネ話に戻れば、「燃費100km/lの超高効率自動車の開発」とか「石油代替燃料の開発」とか「代替プラスチックの開発」とか、何でもある。税制とか組み合わせればどんどん進んじゃうんじゃない?エネルギー税導入してさ。
それに、素材系の研究はハマれば非常に強い。みんなこぞって使うから売れまくる。省エネ技術自体もうまくできたらその技術を中国に売ればいいし、CO2排出量売買で儲けたっていいじゃないか。

ハァハァ。
あーと、検索エンジンの話だっけ?

とにかく日本は自らのアイデンティティを考えるべきだ。
もうアメリカの真似なんかしなくていいのだから。

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冥王星と科学

冥王星の降格の話題が盛り上がっている。

冥王星は唯一アメリカ人が発見した惑星だそうで感情論も考慮しろとか、冥王星は占いにも深く組み込まれているので降格はやめて欲しいとか、なんとも情けない論議も巻き起こっている模様。
冥王星がなくなるわけじゃないんだし、占いはそのままでいいじゃん。

この話題の一番素晴らしいところは、まずIAUが極めて科学的に議論していること。
そして、科学は更新されるものであるということを、世間一般に広く認知させられたこと。
宇宙ネタ、それも惑星という誰しも一度は興味を持つ内容だったからこそ、重要な影響力がある。

理系離れが問題になって久しいけれど、自分が基礎教育を終えて思うのは、やっぱり答えが用意されている勉強だけでは、学力は伸びようがないということだ。
覚えれば良いだけで、考える必要がないんだもん。

この冥王星論議をきっかけに、科学は決まったものではなくて新たな発見や意見が世界に影響することがあるということを、学生諸君に感じていただきたいな、と思うことしきり。

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フラット化する世界での賃金と仕事

ようやくフラット化する世界、上巻読了。

Web2.0という言葉がネット業界から見た経済の変革を指しているとすれば、フラット化した世界というのはもっとリアルな視点から同じものを見たものといえるかもしれない。

とにかく読んでみて損はない。
というか、これからビジネスをやろうとする人はこれを読んで準備しておかないと、フラット化した世界になすすべないんじゃないの?と思わせる。

さて、上巻では、アメリカのインドへのアウトソーシングを中心に論点を展開しているのだけれど、誰にもわかりやすい且つ対処すべき点は次のようなことかな、と思う。

世界がフラットになって、どこでも誰でもやれる人が仕事をやればいいという状態になってくると、国が違うから賃金が違うなんてことはなくなり、単純に仕事の内容で賃金が決まるようになる、ということだ。

例えば、今はアメリカの仕事の単純な部分をインドにアウトソーシングしているから「インド=低賃金」と見える。
しかし、それはフラット化した世界においては、アメリカに住んでいてもインドにアウトソーシングしているような単純な仕事しかできなければインド並みの賃金しか得られないということを意味しているわけだ。

中国が本格参戦してくればますます事態は厳しくなる。

アメリカや日本に生まれたから裕福であるとう時代は終わりを迎え、それぞれの能力で持てる富が決まる。
経済と生活水準が世界全体で連動するようになるのだ。

なんとも恐ろしい。
自分ならではのものを作っていかないと、コモディティだけでは現在の中国並みの低賃金で暮らすしかない世界が待っているのかもしれない。

しかし、先進国に生まれたメリットはあるはず。
少なくとも日本は最低限の教育水準は高い。
教育を受ける側が全然危機感がないので伸びていないけれど、学ぼうと思えば後からくるインド、中国をしばらく引き離しておけるアドバンテージは十分作れるはず。

世の中のNEET諸君。
何が不満でそんなNEETしてるのか知りませんが、そんなことをしていたら夢なんて語れませんぞ。

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知識の集合+気づき=発明

Web2.0、Ajax、デザインパターン、、

IT業界で話題のキーワード達であるが、これらには共通点がある。
それは、いずれも既存の技術の集合体につけられた名前であるということだ。

つまり、思慮深いIT技術者達はすでにそれら技術の存在に当然気づいていたものばかりなのである。
古いモノでは10年以上も前から知られている技術が含まれているし、またキーワード自身既存の技術である故明確な定義を教えろと言われればちょっと難しくもある。

だからといってこれらの言葉には本質がないというのは早計だ。
むしろ本質に気づいた故に名前がつけられたと見るべきなのである。

ニュートンとライプニッツが同時期に微積分法を発明したのは偶然ではなく、それまで知られていた様々な技術の蓄積がその本質を見せるまでに膨らんだのがその時であったからだ。
となれば、世の中の多くのプログラマ達が深い思慮の末に到達した共通のパターンや技術の組み合わせがあるならば、それはそこに本質があるからに違いない。

URLをドメイン+パスと考えず、マシン名+メソッド名と考えればRPCとして使えることも、考えれば当たり前なのであるけれども、そういうことに気づいて「URI」「ウェブアプリ」と名前を与えた時に新たな存在に飛躍するのである。

そういうわけで何事を見るときも、それはできるよね当然だよねと達観したふりをせず、それが新しい本質を秘めていないか謙虚に探るべきだと思うのである。。

だって、私もなんかの名付け親になりたいじゃん。。

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ナノなの

面白いサイト発見!!

www.nanoelectronics.jp

今話題になっているナノ領域の知識が非常に詳しくわかりやすく(時には難しいが)解説されている。
有機EL電子ペーパー量子コンピュータカーボンナノチューブ、、などなど。

なんでこんな解説サイトがあるのかはちょっと謎だが、興味がある人はぜひ。

なお、トップページは見られなかったので、直接各内容のページに飛ぶとよい。

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何がわからないかわからない

先日、今の大学生と話をする機会があった。

用事があって自分の出身大学へ行ったのだが、そのついでに、学生を集めて今の悩みとかを聞きつつ、もっと社会で活躍しようと檄を飛ばす会を設けてみたのだった。

何故こんなことをしたかというと、ある日友人と話をしていたときに、我等が母校が社会の一線で目立たないことに気づかされたことがあって、我等が母校の将来を担う今の大学生はどのくらいチャレンジに燃えているのだろうかと確認したくなったからだ。
# 自分はもちろんチャレンジに燃えている前提(^^;

さてさて、近頃の学生は反応がないと先生も嘆いていたが、話してみるとそのとおり。
いろいろ悩みとかあるかと思えば、ほとんど話してくれない。
こちらから話題を振ってみて答えてくれる程度だ。

何か質問は、将来やりたいことはないのかと聞いてみて、一番気になった答えはコレ。

「何がわからないかわからない」

自分が学生だったころからよく聞く言葉でもあるけれど、あまりにも残念な答えだ。

仙人か神様でもない限りわからないことがないなんて状況はありえないわけで、何かがわからないということは万人が抱える悩みであろう。
わからないことがあるということは、何でも取り掛かってみれば発見があることになる。
となれば、何がわからないかわからないというのは、何もしていないことの言い訳に過ぎないと思うのだ。この答えを恥ずかしいと思わず言ってしまうあたりにショックを覚える。

そして、何でも取り掛かってみようと思うのは好奇心の表れなわけで、取り掛かることができないのはすなわち好奇心を失っているのではないか。

しかし、どうしてそうなったのかを考えると、彼自身だけの問題と決め付けるのも気の毒なのかもしれない。
つまり、それはやっぱり教育のせいなのだろうということになる。

道筋と答えが用意された幾多のシナリオをこなすだけの6+3+3+N年間を過ごしてきた大学生にとっては、もはや自分の好奇心を発揮するという発想が失せてしまっていても仕方ない。

社会に出て自分の道を歩み始めたときに伸びていくかは、好奇心をもっていろいろと勉強なり挑戦なりし続けられるかどうかが鍵であると思う。
それこそが社会で求められる人材になることでもあると思うし、人生が楽しくなるための基本でもある。
レールを用意してもらうような旧態依然の就職をしても、よくて定年と同時にボケてしまうか、悪い場合は定年を迎えることなく途中でリストラだ。

では、もはや好奇心を持たない学生にチャンスがないかと言えばそうではないはず。
人間は「気づき」と同時に変化し始めることができる。
彼らにはぜひ気づき、変化し、そして好奇心をもっていろいろトライして欲しいと思うのである。

参考文献: 「40歳から伸びる人、40歳で止まる人」 川北義則

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