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組織への忠誠心

先日の朝日新聞土曜版be。
香港上海ホテルズCOO ピーター・C・ボーラー氏の話が載っていた。

香港ホテル業界はSARSの時に客が全くこなくなり大変な危機に陥ったそうで、多くのホテルは従業員の削減という方法に頼らざるを得なかったらしい。
しかしボーラー氏のザ・ペニンシュラは、ペニンシュラグループのオーナー マイケル・カドゥーリー氏から誰一人やめさせてはいけないと諭され、それを聞いた従業員の自主的な給料返上と経営努力だけでなんとか乗り切ったそうだ。

さらに、オーナーが末端の従業員のことまで気にかけていることに象徴されているとおり、グループ全体の絆が強い。
ボーラー氏は勤続25年だが、目標は最近まで75年勤め上げた先輩だとのエピソードも紹介されていた。

忠誠心が強いですね、と記者はコメントしていた。

一方で、最近の私は新たなスキルや資格で自分自身を高められないか模索している。
一つの理由は、会社をいつ辞めてもやっていけるようにだ。
自主的な理由だけでなく、経営や業界の状況に応じて従業員削減や事業ごと他社へ譲渡されるケースも多いから、それらの備えでもある。

だからといって忠誠心がないかというとそうでもないと思っている。
当然勤めている間はその会社の業績に貢献することを考えているわけで、スキルアップはその副作用として認められているわけだ。

だが前述のホテルの忠誠心とはだいぶ違う。
家族的なホテルグループと、高度に組織化された国際企業の違いなのかも知れない。

忠誠心の形はいろいろかもしれないけれど、尊敬する誰それのためにとその組織に尽くすのか、スキルと時間を買ってくれるから組織に属するのか。
前者の形で集まる人々への羨望が湧いてやまないのは何故なのか、まだ答えは見つからない。

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