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フラット化する世界での賃金と仕事

ようやくフラット化する世界、上巻読了。

Web2.0という言葉がネット業界から見た経済の変革を指しているとすれば、フラット化した世界というのはもっとリアルな視点から同じものを見たものといえるかもしれない。

とにかく読んでみて損はない。
というか、これからビジネスをやろうとする人はこれを読んで準備しておかないと、フラット化した世界になすすべないんじゃないの?と思わせる。

さて、上巻では、アメリカのインドへのアウトソーシングを中心に論点を展開しているのだけれど、誰にもわかりやすい且つ対処すべき点は次のようなことかな、と思う。

世界がフラットになって、どこでも誰でもやれる人が仕事をやればいいという状態になってくると、国が違うから賃金が違うなんてことはなくなり、単純に仕事の内容で賃金が決まるようになる、ということだ。

例えば、今はアメリカの仕事の単純な部分をインドにアウトソーシングしているから「インド=低賃金」と見える。
しかし、それはフラット化した世界においては、アメリカに住んでいてもインドにアウトソーシングしているような単純な仕事しかできなければインド並みの賃金しか得られないということを意味しているわけだ。

中国が本格参戦してくればますます事態は厳しくなる。

アメリカや日本に生まれたから裕福であるとう時代は終わりを迎え、それぞれの能力で持てる富が決まる。
経済と生活水準が世界全体で連動するようになるのだ。

なんとも恐ろしい。
自分ならではのものを作っていかないと、コモディティだけでは現在の中国並みの低賃金で暮らすしかない世界が待っているのかもしれない。

しかし、先進国に生まれたメリットはあるはず。
少なくとも日本は最低限の教育水準は高い。
教育を受ける側が全然危機感がないので伸びていないけれど、学ぼうと思えば後からくるインド、中国をしばらく引き離しておけるアドバンテージは十分作れるはず。

世の中のNEET諸君。
何が不満でそんなNEETしてるのか知りませんが、そんなことをしていたら夢なんて語れませんぞ。

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