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ネットワーク時代のソフトウェア、ハードウェアからの自立

「コンピュータ、ソフトなければただの箱」
というのは広辞苑にも載っている(かもしれない)有名なことわざであるが、この裏にはもちろん、

「ソフトウェア、コンピュータなければただの文字」
という事実が隠されていることを見逃してはならない。

ところが、最近はソフトウェアのハードウェアからの自立が進んでいるように見える。
つまりハードウェア層を抽象化してAPIを定め、アプリケーションレベルではこのAPIへアクセスできればよいということである。

そもそもOSはそういう性格をもっているわけだけれど、ネットワーク時代のそれはまったく抽象度が違う。

例えば、Internet。
Webサーファーは、サーバがどんなハードウェアで動いているかなんて思いもしないし、サイト管理者でさえホスティングされているサーバのCPUが何かなんて知らないんじゃないだろうか(私は知らない)。

企業や基幹業務系で使われる大規模サーバでは信頼性・可用性を強化されたハードウェアが使われメーカーごとに設計思想が異なるけれども、やはりネットワーク越しでSQLによってアクセスされるわけだから、大事なのはOracleなのかDB2なのかということであって、ハードウェアが何かではない。

パソコンもそうだ。
「○ギガ」という言葉は使うけれど「○ギガヘルツ」なのか「○ギガバイト」なのか区別もつかないほとんどのユーザは、IntelやAMDという名前さえ知るまい。もはやブラウザが動けば良いだけで、WindowsなのかMacなのかさえ問題ではない。
もっと中級者になってグラフィックカード云々を言うようになってくれば、ATIはUnified ShaderだがnVidiaはまだPixel/Vertexがハードウェア固定だとか言うかも知れないが、結局の所OpenGLやDirectXを使うのであってそのインプリは関係がない。3DMarkだけが大事なのである。

今後もこのソフトウェアの自立は進んでいくだろう。

Webサービスを使ったサイト間の相互協力が今より栄えるだろうし、Javaが夢見たネットベースクライアントアプリケーションも実現されるかも知れない。いまやネット上で動くOSまで存在する。

しかしハードウェアが土台を支えるのは事実。
今後もハードウェアの進化は果てしなく続く。

ソフトウェアの深淵を追うかハードウェアの神秘を究めるか。
広い知識はもとより、自分のポジションを意識することが業界で強くあるために必要なのかな、と思うのであった。

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