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E&TSとブログ

こんなサイトがある。

IBMの主要部門である「エンジニアリング&テクノロジー・サービス事業部(E&TS)」の代表者達がテクノロジーや業界をトピックとして解説・議論するサイトである。

IT業界は10年ほど前から、ハードやソフトをパッケージして売ることからそれらをインテグレートして提供する「サービス」の販売に事業の重点を移してきた。
こう聞いてまず想像するのは、いろいろなミドルウェアの組み合わせとそれらを繋ぐためのカスタムソフトウェアをつくることや、サーバーやPCの部品構成をカスタマイズするようなことであろう。

しかしE&TSは少し変わっている。
ソフトウェアではなくて、ハードウェアの開発を行うのだ。

つまり、E&TSは顧客が望むカスタム構成のハードウェアをIBMのテクノロジーにより開発するサービスを販売するのである。
わかりやすく言えば、ハード開発のアウトソーシングということになる。

ソフトがあるのだからハードも当然考え得るわけだが、これに気づいたのはなかなかのものである。
業界もこの動きに追従しはじめたようだが、やっぱり世間的には知名度というか感覚的な浸透度が弱い。

そこで、E&TSはかのブログを立ち上げることでインターネット世代の口コミ評判を高め、事業の内容や技術力のアピールをしようと考えたわけである。

この意図は確かにわかる。
最初から口コミをビジネスモデルに組み入れた事業を展開している企業もあるくらいだ。
WBSでの紹介記事

しかし、このE&TSのブログ。
正直に言うと、読んでみてあまり面白くない。

まず、テーマである「Collaborative Innovation」に対して一貫していない。
IBMを代表する技術の話や、業界動向に対する最先端の見解など、それぞれは興味深いのだけれど、各記事に共通する一貫性がないから読みにくい。
つまり、「○○に関する新しい情報が手にはいるかも知れないからあのブログを見に行こう」という動機にはなりにくい。
それは、リピーターができないと言うことを意味している。

また、「'Collaborative Innovation'関連のトピック、情報をベースにしたコミュニティが参加するblog」とあるが、これもおかしい。
コミュニティとはある目標のもとに集まった人たちのことだが、このブログはコミュニティが先にあって始まったものではないのだから、参加する人がいない。

一番気になるのは、読者の期待を見誤っていることだ。
まず、E&TSに用のある人物は少なくとも開発するハードウェアのリテラシーがわかる人に違いない。基本的な事項は知っているものと考えて差し支えないだろう。
そういう前提の上で最先端の技術者がInnovationを語ってこそ、読者が感動を覚えE&TSに信頼と期待を寄せるのではないだろうか。

ブログという目の付け所はまぁ時代の流れでもあるからよいとしても、ブログありきではないことは当たり前だ。
読者そして顧客はやはり、内容で寄ってくるのである。

ぜひこれらの点をしっかり考え直して、面白いブログを目指してもらいたい。
# 私の生活もかかっているのだから(^^;

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