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日本独自のロケット戦略は?

H2A打ち上げ成功、おめでとうございます。
SF好きとしては、自国の宇宙開発の成功のニュースはとても嬉しい。

しかし、新聞の論調はこれからが大事という内容である。
(以下、朝日新聞からの引用を含む)

H2Aは、今回が8回目の打ち上げで、そのうち1機が失敗している。(成功率86%)
米国のタイタン3やヨーロッパのアリアン4は100機以上の打ち上げ実績を持ち、それぞれ90%、97%の成功率であるらしい。

コストも、国際相場70億円台に比べ、今回の打ち上げが94億円。目標でも85億円だそうだ。
まだまだ日本は国際ロケット市場での居所はないのか!?


しかし、こんな指摘もあった。

H2Aは3~4トンの衛星を打ち上げられる大型ロケットである。
近年の科学衛星は2トン以下にサイズを抑える傾向があるが、欧米も日本もまだしばらくは大型衛星の需要が続くとしている。

これだ!

日本は小型化で信頼性の高い機械を作ることで定評がある。
衛星は大きなパネルやアンテナを装備するが、そういうものをうまく畳んだりするのもなんか得意そうじゃないか。
この技術で、小中型衛星に特化した安いロケットを開発するのだ!

ロケットみたいな巨大機械はサイズと値段が比例しないんだろうけど、2トン以下専用で50億円だったらバカ売れするかもしれないではないか。
でも、大きな衛星の需要がまだまだあると言っているって?
いやいや、そこにもう一つのチャンス。衛星の小型化も請け負ってしまうのだ。
「あなたの衛星は、私たちの技術でここまで小さくできます。だから、私たちの小型ロケットで十分打ち上げられますよ。そうするとコストがこれだけ減るのです。」

日本は宇宙開発では後追いだ。現在の中国のように巨額投資でガンガン進めるなんて戦略はありえない。米欧露は過去の投資と長い蓄積のおかげで、現在の実績がある。
でも、日本もようやくH2Aでロケット技術も一応の完成をみた。
だから、これからは日本得意の技術で新たな戦略を練るべきなのは間違いない。

衛星の小型化技術と、それを打ち上げるロケットのセット販売。

宇宙開発に限らず、こういったやり方に日本の未来があるかもしれない。

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